業務中の服装に関する調査

株式会社ナッパーは業務中の服装に関する調査を行いました。
本アンケート「業務の服装に関するアンケート」の結果からは、働く人々が服装に対して多様なニーズと価値観を持っていることが明確に示されました。 特に、「気持ちよく働ける服装」と「仕事をする上で服装に求めること」の間にはギャップが見られる結果となりました。

ユニフォームの企画・製造・販売を行う株式会社ナッパー(本社:大阪府大阪市、代表取締役 江口 康二)は、業務の服装に関するアンケート調査を国内に住む男女1,000人を対象に実施した。 制服に対する意見は分かれており、職場の雰囲気やチームワークへの影響については肯定的な意見がある一方で、そう思わない層も一定数存在することがわかりました。

■調査概要

  • 調査期間:2025年4月7日
  • 対象:日本国内に住む就労中の男女 1,000人 (20歳以上65歳まで)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査委託先:オルグロー株式会社

■実施目的

業務中の服装に関する意識と、制服が職場に与える影響の調査

本アンケート「業務の服装に関するアンケート」の結果からは、働く人々が服装に対して多様なニーズと価値観を持っていることが明確に示されました。 特に、「気持ちよく働ける服装」と「仕事をする上で服装に求めること」の間にはギャップが見られ、個人の快適性や機能性を重視する傾向が強い一方で、職場や業務内容によって適切な服装が異なると認識されていることが伺えます。 また、制服に対する意見は分かれており、職場の雰囲気やチームワークへの影響については肯定的な意見がある一方で、そう思わない層も一定数存在することがわかりました。

各設問と回答

Q1:あなたが「この服装なら気持ちよく働ける」と思うものをお答えください(MA)

% 総計 男性 女性
1 スーツ 14.7% 147 122 25
2 オフィスカジュアル 44.7% 447 214 233
3 制服 20.0% 200 70 130
4 作業着 30.7% 307 177 130
5 自由 34.8% 348 137 211
6 その他 0.3% 3 1 2
全体 100.0% 1000 500 500
棒グラフ

最も多かった回答は「オフィスカジュアル」(44.7%)であり、次いで「自由」(34.8%)、「作業着」(30.7%)、「制服」(20%)、「スーツ」(14.7%)となりました。 男女別に見ると、男性は「作業着」(177人)、「オフィスカジュアル」(214人)、「自由」(137人)、「スーツ」(122人)の順に多く、機能性や動きやすさを重視する傾向が見られます。
一方、女性は「オフィスカジュアル」(233人)、「自由」(211人)、「制服」(130人)、「作業着」(130人)の順に多く、多様な選択肢や快適さを求める傾向が強いと考えられます。 「スーツ」は男性に比べて非常に少ない結果となりました。
この結果から、多くの人がフォーマルな服装よりも、ある程度自由度があり、動きやすく快適な服装を求めていることがわかります。 ただし、業種や職種によって「作業着」や「制服」が重要な選択肢となっていることも示唆されます。

Q2:あなたが仕事をする上で、服装に求める最も重要なことは何ですか?(SA)

% 総計 男性 女性
1 清潔感 18.0% 180 108 72
2 動きやすさ 42.6% 426 202 224
3 快適さ 20.7% 207 101 106
4 見た目の印象 10.3% 103 48 55
5 特にない 8.4% 84 41 43
6 その他 0.0% 0 0 0
全体 100.0% 1000 500 500
円グラフ

全体の42.6%が「動きやすさ」を最も重要視しており、次いで「快適さ」(20.7%)、「清潔感」(18%)、「見た目の印象」(10.3%)、「特にない」(8.4%)となりました。 男女別に見ると、男性は「動きやすさ」(202人)、「清潔感」(108人)、「快適さ」(101人)の順に、女性は「動きやすさ」(224人)、「快適さ」(106人)、「見た目の印象」(55人)の順に多くなっています。
男女ともに「動きやすさ」を最も重視する点は共通していますが、男性は「清潔感」を、女性は「見た目の印象」をより重視する傾向が見られます。 この結果は、仕事をする上での実用性や機能性が服装に求められる最も重要な要素であることを示しています。

Q3:制服は、職場の雰囲気やチームワークにいい影響を与えると思いますか?(SA)

% 総計 男性 女性
1 強くそう思う 11.7% 117 70 47
2 どちらかと言えばそう思う 37.1% 371 188 183
3 どちらとも言えない 31.5% 315 146 169
4 どちらかといえばそう思わない 10.7% 107 53 54
5 全くそう思わない 8.9% 89 42 47
6 その他 0.1% 1 1 0
全体 100.0% 1000 500 500
円グラフ

「強くそう思う」(11.7%)と「どちらかといえばそう思う」(37.1%)を合わせると、約半数(48.8%)が制服は職場の雰囲気やチームワークに良い影響を与えると肯定的に捉えています。
一方で、「どちらとも言えない」(31.5%)、「どちらかといえばそう思わない」(10.7%)、「全くそう思わない」(8.9%)を合わせると、約半数(51.1%)が制服の効果を疑問視している、あるいは否定的に捉えていることがわかります。
男女別に見ると、「強くそう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計は男性が50.6%、女性が46%であり、男性の方が制服のポジティブな影響を感じている割合がやや高いようです。
この結果から、制服が職場の雰囲気やチームワークに与える影響については、意見が分かれることがわかります。業種や職場の文化によって、制服の意義や効果に対する認識が異なる可能性が考えられます。

まとめ

本アンケートの結果から、働く人々は仕事の服装において、画一的なスタイルよりも個人の快適性や機能性を重視する傾向が強く、特に「動きやすさ」は男女問わず最も重要な要素として認識されていることがわかりました。 「気持ちよく働ける服装」としては「オフィスカジュアル」や「自由」といった選択肢が人気を集めており、フォーマルな「スーツ」の需要は相対的に低いことが示唆されます。

一方で、制服については、職場の雰囲気やチームワークへの影響に関して意見が分かれており、その導入や運用においては慎重な検討が必要となるでしょう。

今回のアンケートにより、企業が従業員の服装に関する制度を検討する上で重要な示唆が得られました。従業員の多様なニーズを理解し、職場の環境や業務内容に合わせて、柔軟な服装規定を設けることが、従業員の満足度向上や生産性向上につながる可能性があります。

■メディアの皆様へ

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業務の服装に関するアンケート調査

https://uniformworld.net/Page/survey1.aspx

会社概要

株式会社ナッパー

所在地:〒115-0045 大阪府大阪市中央区本町2-5-7 メットライフ本町スクエア5F

URL: https://www.napper.co.jp/

代表:代表取締役 江口 康二